朴景利が1969年から25年に渡り執筆した大河小説『土地』。
朝鮮半島・日本・旧満州の近代史を経糸に、その時代に翻弄される様々な人々の日常から生まれる愛と恋・葛藤・悲しみ・喜び・苦難を横糸に織り成す、壮大なタペストリーです。
クオンでは昨年『土地』全20巻を完訳プロジェクトを開始し、2巻までを刊行。そしてこのたび、4月25日に3巻を刊行いたしました。
3巻では、父親の殺害、凶作や疫病、乗っ取りをたくらむ縁者――次々と主人公の西姫に困難が襲いかかります。困難に逢うたびに強くなっていく西姫。その誇り高い戦いがここから始まります。
どうぞじっくりとお楽しみください。
(c)Michiko Inoue