『선비의 가슴 속에 품은 하늘』금장태(저)/지식과교양/ 2012

Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加


日韓の知性が共にする<知の万華鏡>『韓国・朝鮮の知を読む』(2014年刊行)よりお届けしています

姜信沆(カン・シナン 강신항)

 ソウル大学校琴章泰(クムジャ) 名誉教授は、一生涯韓国儒学史研究を専攻してきた重鎮学者の一人である。韓国儒学史上二つの高峰である退渓李滉(テゲイファン)先生(1501~1570)と栗谷李珥(ユルゴクイイ)先生(1536~1548)を研究した退渓李滉先生評伝と栗谷先生評伝という二つの名著があるが、ここで紹介する本は第一部で16世紀から19世紀まで韓国(朝鮮)知性を代表する18名の学者たちの生涯と學問的業績、そして思想的傾向を簡潔にして鋭利に分析した本である。第二部では朱子学研究者、教育者、修行者としての退渓先生の内部世界を描いて居る。第三部では朝鮮時代實学者の代表である茶山丁若鏞(タサンチョンヤギョン)先生(1762~1836)が、詩、文章、経典注釈、礼學、音楽論、政治と法制、地理、醫藥等七部門に関して著述した154冊(全て漢文)の内容を要約して分かりやすく説明している。或人は朝鮮(1392~1910)が西欧文明を遅く受け入れて開化が後れたと指摘するが、朝鮮中期の実学者達は、自我に対する自覚に目が醒めて言語、文学、歴史、地理、政治学を深く研究し、政治改革と社会改造問題を真摯に苦悶した。茶山先生はこれら先学者達の代表であった。

『昔の我が陶磁器の美しさ』 韓国国立中央博物館学芸館を務めて明治(ミョンチ)大学校美術史学科の教授である著者ユン・ヨンイは『韓国陶磁史研究』(1993)、「美しい韓国の陶磁器(아름다운 우리 도자기)」(1996)等を著述した事がある。この本ではまず先史時代の土器(陶器)使用の歴史から始めて、古朝鮮、高句麗、新羅、百濟、伽耶、高麗、朝鮮等、各時期の土器(陶器)の特徴をたくさんの美しい実物写真を例示しながら分かりやすく説明している。次いで陶器と瓷器(沙器)の相違について詳しく説明し、高麗時代の瓷器(高麗青瓷器)、朝鮮時代の粉青瓷と白瓷等の特色についても多くの実物写真を例示してやはり詳しく説明している。この本は陶器史の内容も含まれているのが特徴である。

 

【姜信沆(カン・シナン 강신항)】
韓国語学者。現在、成均館大学校名誉教授。韓国語学会会長、韓国語文会会長、韓国語文教育研究会会長、社団法人韓国語文会理事長、大韓民国国語審議会委員等を歴任。
主要著書として『訓民正音研究』、『国語学史』、『韓漢音韻史研究』、『四聲通解研究』、『現代国語語彙使用の様相』がある。韋庵(張志淵)学術賞、世宗文化賞、東崇学術賞、庸齋(白樂)学術賞、大韓民国学術院賞を受賞。

 
⇒ 『韓国・朝鮮の知を読む』の購入はコチラから