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株式会社 クオン (CUON)

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「無名のまま、死後にその名を知られるようになった画家チョン・グィボ(鄭貴寶一九七二~二〇一三)の人生は驚くほど平坦なものだった。私は美術専門のとある出版社から急ぎの依頼を受け、画集を兼ねた評伝の執筆に取り掛かったが、特筆に値することのない彼の経歴に頭を悩ませていた」
――イ・ジャンウク『私たち皆のチョン・グィボ』(五十嵐真希訳)
  冒頭より

『私たち皆のチョン・グィボ』は詩人であり小説家、そして批評や翻訳も手掛けるイ・ジャンウクさんの短編小説です。

ニューヨークの美術館から企画展に招聘された矢先に失踪した、チョン・グィボ。自死が囁かれつつも確証がなく、「不在でありながら存在する画家、死んだまま未来となった画家」などと語られる存在になります。

「私」はチョン・グィボの評伝を書こうと生い立ちから学歴、職歴、恋愛歴などを探るものの、どこを辿っても出てくるのは、特筆すべきことの無い人生でした。

韓国社会が大きく様変わりしていった1970年代から2010年代を、実に<平凡>に生きたチョン・グィボ。
かつての恋人から「遠くにいてこそ近くにいられる人だった」と言われてしまう、チョン・グィボ。
初期の作品が――酷評する人だけでなく、評価してくれる人からも――「特に審美的な特徴がない」と評されていたチョン・グィボ 。

そんなチョン・グィボの人物像と、評伝をどのように書けばよいのかと悩む主人公の姿とが、ユーモアや風刺も交えながら描かれます。

この作品が金裕貞文学賞を受賞した際、審査員たちは次のように選評を寄せました。

「平凡な才能が天才的なものとして浮上し、注目を浴びるようになるまでの過程と、予想もできない結末、そして読後の長い余韻と省察によって、特別なことのない私たちは皆それぞれに無限の世界を抱き、それぞれが物語であることを気づかせてくれる」
――呉貞姫

「作品を通じてイ・ジャンウクはこう言っているようだ。 人生と向き合う執筆の途方もない無力感、そしてその無力感から逆説的に湧き上がる執筆への欲望こそが、文学の出発点ではないだろうか。 人生の中にまだ書かれたことのない人生が存在するということは、文学の根源的な限界であり、同時に永遠の出発点でもある。イ・ジャンウクの小説は、いつでも立ち戻って確認しなければならない文学の場を探っている」
――キム・ドンシク

******************

■来日情報
『私たち皆のチョン・グィボ』著者のイ・ジャンウクさんが、K-BOOK振興会と韓国文化芸術委員会による「ライター・イン・レジデンス」プログラムの招へい詩人に選ばれて、5月から2か月間来日します✨
来日中にはイベントも開催される予定ですので、ご期待ください。

■BOOK INFORMATION 
伝説化された画家の足跡をたどるうちに、
「私」は不思議な世界に迷い込む――

韓国文学ショートシリーズ09
『私たち皆のチョン・グィボ』
著:イ・ジャンウク
訳:五十嵐真希
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