『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加


『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

 「僕だけの韓国文学でいていいよ」

2011年12月13日(火)、ジュンク堂池袋本店にて、弊社刊・新しい韓国の文学シリーズ第二弾『楽器たちの図書館』刊行記念イベントが開催されました。
著者キム・ジュンヒョク氏の来日に合わせて実現した、著者に縁深いタレント・俳優の金景太氏とのトークイベント。
おかげさまで満員御礼、沢山の方にご来場いただくことができました。『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

ジュンク堂池袋本店には、いたるところにイベントの告知が。
これは会場となった四階喫茶スペース前の掲示。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート
三階の海外文学スペースには、『楽器たちの図書館』をずらりと並べていただきました。
イベント前、口元を隠してのオフショット。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

トークパート序盤には、今回司会・通訳を兼ねていただいた景太さんによる簡単な質問コーナーが置かれました。緊張しきった面持ちであったジュンヒョクさんも、ひとつひとつ質問に答えるごとに少しずつ緊張がほぐれていくようでした。
驚いたのは、参加者の方々の中に韓国語が理解できる方が多くいらしたこと。ジュンヒョクさんの韓国語での発言で一度会場が湧き、景太さんのユーモアあふれる通訳ののち改めて笑いがあふれる、という場面が数多く見られました。詳しいトークの内容は、順次様々な媒体で公開されていくことと思います。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

トークパートでは、ジュンヒョクさんが制作した映像を鑑賞するコーナーも置かれました。
キム・ジュンヒョク氏は様々な試みをされている方で、今回鑑賞した映像のなかのひとつは、「一つの音楽を一節ずつ様々な人々が歌ったものを繋げて一本の映像に再構築」した作品でした。実はその中の一人に、ほかならぬジュンヒョクさん自身が一瞬だけ登場していたというお話に会場からは「もう一度見たい!」の声が上がりました。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

そして朗読パート。こちらも、ジュンヒョクさんに用意していただいた『楽器たちの図書館』に合わせてほしい音楽を再生しながらの朗読となりました。ジュンヒョクさんが韓国語で、景太さんが日本語で追いかける形の朗読。『楽器たちの図書館』該当ページに目を落としながら、また目を閉じてふたりの声や音に耳を澄ませながら、朗読を楽しまれる方の姿が多く見られました。

最後に、参加者の皆様からの質問パートが置かれました。
様々な質問に、ジュンヒョクさんは笑顔でお返事を返されていました。
「イラストを集めた本は出版されないのですか?」という質問から、カラフルでイラストいっぱいのジュンヒョクさんの名刺が披露される一幕も。
「残念ながら現在イラスト集の刊行予定はありません」とジュンヒョクさんは回答されておりましたが、「まいにちハングル講座」のテキストに収録されているイラストの数々も、やはり『楽器たちの図書館』を彩る大事な要素ということでしょう。

イベント終了後、『楽器たちの図書館』をお持ちの皆様に向けてサイン会が行われました。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート

真剣な面持ち……と思いきや、実はサインにはいくつかの秘密が。
(詳しくは、会場にいらした参加者の皆様とジュンヒョクさんとの秘密です。)

こちらはサイン会とは別に、クオンでの通販用に用意させていただいた『楽器たちの図書館』です。今クオンの通販で『楽器たちの図書館』をご購入いただくと、このジュンヒョクさん直筆サイン入り『楽器たちの図書館』を発送するキャンペーンを行っております。
実はこのイラスト、一冊一冊全て違うもの。(イラストの指定はクオンにお任せ下さい)
数に限りがありますので、お早めにお申し込みくださいね。〔注:現在、本キャンペーンはは終了しております〕

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート
イベント終了後、すっかりリラックスしたジュンヒョクさんと景太さん。

『楽器たちの図書館』刊行記念イベントレポート
もう一枚!
笑顔がいっぱいの、素敵なイベントとなりました。
ジュンヒョクさん、景太さん、参加者の皆様、ジュンク堂池袋本店の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!